口は「食べる」「呼吸する」「話す」「笑う」など、生命の維持や人間らしい生活や表情をつくる器官として大切な役割を果たしています。超高齢化が進む社会では、いくつになっても健康で快適に生きること、すなわち「健康寿命の延伸」が重要な課題となっています。
近年、口の中の健康が全身の健康に密接に関連していることが明らかになってきました。口の中の健康を保つ「口腔保健」と、口のはたらき「口腔機能」を維持、管理することが重要視され、歯科医療との関わりが注目されています。このような背景から、この領域のスペシャリストである歯科技工士と歯科衛生士は、人間の生きる力を支援する、やりがいのある重要な職業ということができるでしょう。
本学は1968(昭和43)年に日本歯科大学の附属専門学校として開校されて以来、2005(平成17)年の短期大学昇格を経て、50年以上の歯科技工士と歯科衛生士の教育実績があり、有為の人材を社会に送り出してきました。
教職員一同、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。
日本歯科大学東京短期大学
学長
俣木 志朗